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第6巻【近世・近代・現代編】- 第4章:教育・学校

第2節:幼稚園・保育園・小学校

鎌形小学校

少しでもきれいな町を——
     下校時に神社清掃
         嵐山・鎌形小の児童ら

 比企郡嵐山町鎌形の八幡神社境内を毎週土曜日に清掃している子供たちのグループが町の話題になっている。
 町立鎌形小学校(小沢禄郎校長、児童数七十八人)の子供たちで、下校途中に行っているもの。
 数年前から「きれいな町づくりに少しでも役立てば……」と下校途中にある同神社境内の児童遊園地を中心に清掃するようになった。
 同神社には木曽義仲の産湯に使ったといわれる清水があり、町文化財に指定されている。また、ふるさと歩道のコースでもあり、休日には同神社を訪れる人々でにぎわっている。
 毎週、ホウキやぞうきんを片手に清掃奉仕する子供たちに「あいさつもよくするし、本当によい子たちばかりだ」と地元の人たちも目を細めている。

『埼玉新聞』1983年(昭和58)10月27日
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