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第6巻【近世・近代・現代編】- 第3章:産業・観光

第5節:商工業

菅谷村勤労同志会が発足する

菅谷村勤労者同志会会則案

  綱領
一、この同志会は本村に在住する勤労者相互の親睦を図るものである。
二、この同志会は相互連けいして、家族と共に地位の向上、家庭生活の安定を図るものである。
  総則
第一条 この同志会は菅谷村勤労者同志会と言い(以下同志会と言う)事務所を会長宅に置く。
  目的及事業
第二条 この会は会員の民主的結合に依り綱領の具体的実践を目的とする。
第三条 この同志会は前条の目的を達成するため次の事業を行う。
   1 相互研修に関すること。
   2 家庭生活の安定に関すること。
   3 その他必要なる事項
  組織
第四条 この同志会は本村に在住する勤労者を以て組織する。
第五条 この同志会に次の班をおく。
     菅谷・川島・志賀・平沢・千手堂・遠山・鎌形・大蔵・根岸・将軍沢
     古里・吉田・越畑・勝田・広野・杉山・太郎丸
第六条 この同志会に次の役員をおく。
   会長 一名  副会長 二名  理事 若干名  監事 三名
   会計 一名  幹事並に委員 若干名
第七条 会長はこの同志会を代表し、業務を統轄する。
    副会長は会長を補佐し、会長事故あるときはこれを代表する。
第八条 正副会長は理事会に於て互選し、理事及委員は各班毎に会員中より選出する。会計及幹事は会長がこれを委嘱する。
第九条 監事は総会に於て会員中より選出する。
第十条 役員の任期は一ヶ年とする。但し補充された役員の任期は残任期間とする。
  機関
第十一条 この同志会に次の決議機関を置く。
    1 総会  2 理事会
第十二条 総会はこの同志会の最高決議機関で毎年一回五月中に開催し、必要あるときは会長が理事会の決議を経て臨時総会を開くことができる。
     理事会は必要の都度会長が召集し、緊急事項当の処理について審議しまた執行することができる。
  会計
第十三条 この同志会の経費は会費及び補助金等をもってこれに充てる。会費は年額百円とする。
第十四条 この同志会の会計年度は四月一日に始り翌年三月三十一日に終る。
  付則
第十五条 この同志会の会則は総会の決議を経なければ変更することができない。
第十六条 この同志会の会則は昭和三十一年五月二十七日より施行する。

古文書資料

勤労同志会会員慰安演芸会の開催案内

 昭和三十二年二月 日
         菅谷村勤労同志会会長 伊藤勝太郎 印
  会員各位
長い間待ちきっていた雨に恵まれほっと一安心いたしました。
さて私たち勤労者の会も二年目を迎え着々とその功を収めつつあることは互いに喜びにたえません。
今般左記により同志会会員慰安演芸会を催すことになりました。
いろいろ御用事もおありかと存じますが私たちの会の催しであり私たち会員及び家族の慰安でありますので御家族おそろいにてお出かけくださいましてゆっくり楽しい半日をおすごしくださいますよう御案内申しあげます。
     記
一、日時 二月九日(土)午後二時 時間確守 興行開始
二、場所 菅谷映画劇場
三、入場法 会員券御持参の会員及び家族に限り無料(同封の会員証)
      それ以外の方は場内整備費として一人十円
四、主催 菅谷村勤労同志会
五、演芸会プログラム いずれも有名演芸人です。
     ・浪曲 木村重行一行
     ・奇術 松旭斎千恵子
     ・万才 小原福好 松廼屋錦治
※当日受付にておいでいただいた会員には記念品をさしあげます。
 会員証をお忘れなく御持参ください。本人都合悪い場合は御家族どなたでもおでかけください。

古文書資料

   大里郡岡部村に勤労者協議会発足 1955年10月

   岡部村政に協力する勤労者協議会
大里郡岡部村では今春以来村内各事業所及び勤労者団体の代表が集り、村内に居住する凡ての勤労者を一丸として親睦と融和を計り村行政に協力的な組織を作るべく協議を重ねて来たが、此の程案も纏まり団体名も「岡部村勤労者協議会」と決り去る十月二十七日は午前八時より岡部中学校庭に於て結成発足と共に総会を開催、同十時より祝賀行事として村内六団体による事業所別対抗野球大会を行い盛会裡に散会した。

新聞紙名不明 1955年(昭和30)10月末日

※この頃、小川町には、「小川町勤労者友の会」があり、菅谷村にも同様な会をつくろうということで組織化が始まったようだ。会名としては、菅谷村勤労者同志会、勤労者友の会、俸給生活者友の会、勤労者友の会、嵐山会、嵐山友の会などが検討され、会則案では、「勤労者同志会」と「者」が入っているが、その後の資料では「勤労同志会」となっている。初代会長は伊藤勝太郎氏だった。
 翌1957年度(昭和32)の役員は、

菅谷村勤労同志会役員 三十二年度
顧問 新藤唯一(大蔵) 伊藤勝太郎
会長 田中島友司(菅谷)
副会長 安藤専一(古里)  恒木美浪(志賀)
会計 荒井清作(菅谷)
監事 内田誠次(平沢)
幹事 加藤喜一郎(菅谷)  栗原甲子雄(志賀)  川田向一郎(勝田)
理事 菅谷 木村平六・荒井清作・荒井一平・山岸宝作・田中島友司
   志賀 多田貞次郎・恒木美浪・栗原千代吉
   平沢 内田喜雄
   遠山 大須賀次郎
   大蔵 山下和一
   根岸 根岸喜平
   将軍沢 加藤重太郎
   鎌形 松田清春 大野優弘
   古里 荻山栄一 安藤専一
   吉田 藤野豊吉 川口虎吉
   越畑 松本正治
   勝田 田端実
   広野 永島万一
   杉山 内田家寿
   太郎丸 大沢英男

古文書資料

 役員名簿から、役所、小中学校、郵便局、鉄道などへの「勤め人」がリーダーであったことがわかる。また、会員数は次のとおりである。( )内は女性会員数。

菅谷村勤労同志会会員数 1957年(昭和32)5月1日現在
菅谷70名(3名) 川島13名 志賀37名 平沢6名 大蔵6名(1名) 根岸3名(1名) 将軍沢1名 鎌形8名
太郎丸3名 広野4名 古里4名 杉山10名 勝田6名(1名) 吉田14名 越畑11名(1名)
菅谷地区144名 七郷地区52名    合計196名

古文書資料

 1959年度(昭和34)は、恒木美浪会長、山岸宝作・藤野豊吉副会長。事業計画として、①地区内交通網の拡張強化促進(東上線増発、バス路線の新設)、②会員の福利増進(公平なる課税と徴収、報償金交付要請)、③就職の斡旋と指導(職場の横のつながり強化、就職の援助)、④会員の研修と娯楽(映画会、家族慰安会、研修会、リクリエーション、講演会の開催)、⑤保育施設の開設促進。
 1960年度(昭和35)事業計画は、①会員家族慰安旅行、②村政研修会(村議と語る)、③慰安映画会(各地区)、④講演会、⑤村民税軽減運動、⑥地区内交通網の拡充強化、⑦保育園の設置。
 1963年度(昭和38)は、山岸宝作会長、荒井清作副会長。事業計画は、①研修会(村政研修会・民主地方行政のあり方・村議を囲む座談会)、②青少年補導、教育施設整備促進(幼稚園・遊園地の設置・プール建設)、③税金研究(給与所得者の村民税について)、④レクリエーション、⑤就職斡旋等であった。

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