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第6巻【近世・近代・現代編】- 第5章:社会

第1節:社会基盤・通信・交通

郵便

郵便のはじまり

 江戸時代封書の送達は飛脚屋に委ねられていましたが、一八七一(明治四)年官営の郵便事業が発足、簡便な葉書も翌々年発行されて、全国的に広まっていきました。1872年(明治5)、松山(現東松山)・小川にも郵便取扱所(後の郵便局)がもうけられましたが、嵐山町域の村々は松山・小川両所の管轄に属していました。郵便函が菅谷・志賀・遠山・鎌形・大蔵に置かれ、毎日一回集配されていました。郵便に必要な切手は副戸長宅で売っていたようです。菅谷に郵便局が開局したのは1920年(大正11)のことでした。

資料1:久保常右衛門宛封書(明治十二年)
 消印は東京となっている。宛名が小川宿在越畑村なので小川局を経由したものとおもわれる。

資料2:田幡宗順宛郵便はがき(明治十六年)
 消印が比企・武蔵・松山となっている。

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