第6巻【近世・近代・現代編】- 第5章:社会
学校水道
七郷小中水源調査 1日1,100石出る
既報、七小中水源調査は、東京の日本地下開発に依頼し、六月七日、電探調査を実施した。当日は会社から東大講師の山本荘毅博士が出張、電探の外、附近の地層、地質を精細に調査した。その結果、同博士の報告は、小学校の東側を試掘することが最適で、湧水量は、十吋(インチ)パイプ、深度一〇〇米で一日二〇〇トン(一、一〇〇石)が期待出来るという。従つて児童生徒その他一、〇〇〇人としても一日【一人】一石一斗となるから、標準量、一人一日七斗五升をはるかに超えることになり、これに成功すれば、長い間の「水」の問題は解消することになる。
『菅谷村報道』101号 1959年(昭和34)7月10日
尚工費は一尺当り四、〇〇〇円一〇〇米で一三二万円になる。(既報の一三二〇万円は誤り)