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第6巻【近世・近代・現代編】- 第1章:地誌

第9節:寺院・神社・堂庵明細帳

用語解説

官有地

●官有地第1種
 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦セサルヲ法トス。
 皇宮地(皇居・離宮等)、神地。

●官有地第2種
 地券ヲ発シ地租ヲ課セス区入費ヲ賦スルヲ法トス。
 皇族賜邸、官用地。

●官有地第3種
 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦セサルヲ法トス。
 但 人民ノ願ニヨリ右地所ヲ貸渡ス時其間借地料及ヒ区入費ヲ賦課スヘシ。
 山岳丘陵林藪原野河海湖沼池沢溝渠堤塘道路田畑屋敷等其他民有地ニアラサルモノ。
 鉄道線路敷地、電信架線柱敷地、灯明台敷地、行刑場。
 各所ノ旧跡名区及ヒ公園等民有地ニアラサルモノ、人民所有ノ権理ヲ失セシ土地。
 民有地ニアラサル堂宇敷地及ヒ墳墓地。

●官有地第4種
 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦スルヲ法トス。
 寺院大中小学校説教場病院貧院等民有地ニアラサルモノ。

民有地

■民有地第1種
 地券ヲ発シ地租ヲ課シ区入費ヲ賦スルヲ法トス。
 人民各自所有ノ確証アル耕地宅地山林等ヲ云。

■民有地第2種
 人民数人或ハ一村或ハ数村所有ノ確証アル学校病院郷蔵牧場秣場社寺等官有地エアラサル土地ヲ云。

■民有地第3種
 地券ヲ発シ地租・区入費ヲ昧スルヲ法トス。
 官有地ニアラサル墳墓地等ヲ云。

「明治7年(1874)11月7日大政官布告第120号布告」等による。

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