墓域で見つかった浅く長方形に掘られたこの土坑からは、常滑焼の甕の破片のほか鋳型片や鉱滓が出土しています。工房区域よりも斜面の上部にあるため、流れ込んだのではなく、70mもはなれたこの土坑まで運ばれ、埋められたものと思われます。