発掘調査された山王遺跡の堀の延長は、現在でも山林の中に堀割状の凹地として残されています。本来は薬研堀(やげんぼり)と呼ばれる深い堀だったものですが、このように途中まで埋められた状態は、まさに各地に残されている道路と同じかたちをしています。いつの時代かに道として使われていたのかもしれません。