窯の構造は半地下式であることと、製品の窯出し後、窯が最後に放棄された状態が確認されました。窯の内部からは、製品と思われるものは残されておらず、焼き台として使われた甕片、瓦片だけが出土しました。焼き台から、窯詰めの様子がわかりました。また、土層の断面観察により窯の構造などの具体的なデータが得られています。