(奥村彪生氏・奈良文化財研究所提供) 主食は蓮の実入りご飯(前列左、後列左は蓮の葉に包んだもの)。副食には山海の珍味が並びます。鮑、海鼠、蛸などは干したものを水で戻して調理しました。味付けはあっさりとしたものが多く、醤油に似た醤や塩(前列中央)の調味料で食しました。また、発酵食品である漬け物(後列右)や醢と呼ばれる鹿肉の糀入り塩辛(後列右から2番目)、乳製品の蘇(2列左端)などもみられます。食器は、ふだんは漆器、特別な日には金属製が用いられました。