(国立公文書館提供) 平安時代10世紀頃、源順によって編さんされました。現存するものは江戸時代に書き写されたといわれています。いくつかの写本が知られていて、各国の郡郷名にやや異なる部分があります。たとえば本にある男衾郡多笛郷は、武蔵国分寺出土の瓦から留多郷の写しまちがいと思われます。また本によっては川原とされていた郷名は、平城京から出土した木簡により川面が正しいとわかりました。