(国宝、県立さきたま資料館提供) 表裏に金象眼された115文字の銘文によると、辛亥年(471年)に乎獲居臣(おわけのおみ)がつくらせたもので、先祖八代の系譜を列記し、代々大王の宮を警護する杖刀人(じょうとうじん)の長をつとめたこと、乎獲居臣が獲加多支鹵(わかたける)大王(雄略天皇)の斯鬼宮(しきのみや)で天下を治めるのをたすけたことなどが記されています。