(滋賀県立安土城考古博物館提供) 稲作には一年の半分が費やされます。春になると田の畔や水路に矢板を打ち込み、田起こしの作業が始まり、やがて水の張られた田では田植えが行われます。現代の稲作と全く同じ手順で作業が行われましたが、大型機械はおろか牛馬の使用もまだなかった初期の農作業は、ムラ中総出の労働なくしては成り立ちません。