加曽利E式土器様式の後半、すなわち中期の終末期に相当します。集落の衰退期に同調するかのように、甲信地方の内陸部に展開した曽利式の影響も薄れていくのは、ムラの生産・流通などの基盤を同じくする両地域の社会背景を暗示するかのようでもあります。