旧石器時代の日本列島は、津軽海峡や対馬海峡が陸橋となりアジア大陸とつながっていました。列島の大部分は、ブナ、ナラなどの冷温帯落葉樹林と、亜寒帯性の針葉樹におおわれた寒冷な気候でした。旧石器時代の石器製作技法が北方系と南方系に分かれることから、人々は陸づたいに北と南からやって来たのだと考えられています。