ここで取り上げたのは、湧水を利用し生きものたちの生活に配慮された公園の例です。上の例では谷津の奥に溜め池を新たにつくり、周囲の樹林地をそあのまま残しました。木橋を渡して水辺の環境へ直接乗り入れないようにし、しかも水辺の生きものが観察しやすいように工夫されています。下の場所では整備の際に、すき間の多い石垣による護岸と、荒れてしまっていた周囲の樹林地を手入れして雑木林の復元もおこなっています。これは公園での例ですから、個人でこれだけのものをつくることは難しいでしょう。そこで、誰でも気軽につくれるものを次に紹介したいと思います。