シミ(湿虫)類は紙の表面をうすくかじる書物の害虫です。嵐山町より確認されたヤマトシミは、日本全国でもっともふつうにみられます。良く「シミに食われた」と言いますが、書物に大きな害を出すのは、本種よりむしろゴキブリやシバンムシのようです。銀色に光る体がまるで魚のようであることから「紙魚」という漢字で表されたりもします。