樹液が出たあとや、部分的に朽ちたところに樹洞(うろ)ができます。木の幹にあいた洞穴といったところでしょうか。こうした場所には、ゴキブリやカマドウマのほかにもカミキリムシのめずらしい種類などが生息しています。沖縄県に分布している国指定天然記念物のヤンバルテナガコガネや、本州にも生息するオオチャイロハナムグリなどは、樹洞を生息場所とする昆虫として特に有名です。