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サギ山の見られた森
嵐山町には以前、鎌形地区にサギ山があったと言われています。サギ山というのはサギ科の鳥が繁殖のために多数集まってきて巣を作った森や林のことです。この鎌形のサギ山については調査をされたことはなかったようで、記録と言えるようなものは全く見当たりませんでした。そこで何人もの地域の人々から当時の様子のお話を伺い、それを整理してまとめてみると次のようでした。
- サギ山の見られた時期は、太平洋戦争が終わってから間もない昭和20年代の早い頃からのようで、ざっと50年以上前のことのようです。そしておおよそ10年程度続いていたそうです。
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場所は、都幾川の千騎沢橋の上流にある崖付近の上に広がっていた林の一角に住みついたのが始まりで、その後何年かたつ間に周辺の林に広がっていったということです。
- 集まっていた鳥の種類は、ゴイサギとシラサギで、シラサギには大きいものと小さいものとがいたと言うことですから、多分ゴイサギとコサギ、ダイサギがいたのでしょう。シラサギのなかにチュウサギがいたかどうかは、地域の人々のお話からは判断できないのが残念です。